事業売却を成功させるためのコツ

最終更新日 2024年5月14日 by carret

「事業売却を成功させたい」
「現在会社を経営しているが、採算が合わない事業を抱えている」
「光本勇介さんの経歴は?」

売却出来る事業があるのであれば、どのような会社でも事業売却を検討することが可能です。
色々なメリットがあると知られているので、その恩恵を受ける目的で事業売却を視野に入れることもあるでしょう。
1つの戦略として非常に有効なものだと言えますが、知識がないまま取り掛かることはオススメ出来ないです。
負債事業を整理するはずが上手くいかなかったり、買い手が見つからずに売却出来なかったり、希望するような条件で売れなかったりすることは少なくないと言えます。
事業売却に詳しい光本勇介さんも強調してますが、事前に成功させるためのコツを確認しておくことが大切で、納得出来る売却となるようにしましょう。

参考:光本勇介氏の経歴/人物像は?

社内全体で事業売却に関する共通意識を持つ

まずは社内全体で事業売却に関する共通意識を持つことが重要です。
極論を言えば、経営者の独断でもこれを実施出来ないわけではありません。
けれども、実際に独断で行ってしまうようなことがあれば、従業員から不満が噴出してもおかしくないです。
売却に伴って仕事内容が変わってしまう社員もいれば、売却先の企業で雇用されることになるケースもあります。
従業員の今後を左右することなのに一切相談なしで話を進めてしまうと、トラブルへ発展する可能性が高いです。
そもそも本当に売却をする必要があるのか、売却後に行われる可能性がある異動などに同意してもらえるかなどの話し合いが必要となります。
最初の段階で共通認識が持てるようになっていれば、スムーズに売却に向けて動けるようになるでしょう。

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仲介会社の選び方も重要

仲介会社の選び方も重要だと言えます。
事業売却のサポートを行ってくれるサービスはたくさんありますが、利用するサービスごとに特色が異なっていることを理解しておくべきです。
初めて売却を行うのであれば、手厚いサポートが受けられるサービスを選んでおいたほうが良いと言えます。
相談するとき、仲介を行ってもらうときなどには費用が発生するので、これも意識しながら選ぶ必要があるでしょう。
料金が高いのに十分に相談にのってもらえないというようなサービスを選んでしまうと、思うように売却が進まない可能性があります。
トータルでどのくらいの費用が必要となるのか、最初から最後まで丁寧にサポートしてくれるのかなどを確認しておくと安心です。

買い手候補企業を選ぶ前に調査や分析をしっかりと行っておく

買い手候補企業を選ぶ前に、調査や分析をしっかりと行っておくことも大切だと言えます。
ほとんどの場合、仲介会社が調査や分析のサポートを行ってくれますが、可能であれば自社でもきちんと行うべきです。
素敵だと感じられる買い手候補企業があったとしても、自社の事業に全く興味を持ってくれないような会社であれば意味がないと言えます。
売却を考えている事業の強みや弱みを考えた上で候補企業を絞ったり、市場調査や企業調査を行いながらどの企業にアピールするべきか決めていったりすることが大事です。
時間をかけたほうが良い部分なので、直感で選ぶようなことはやめたほうが良いと言えます。

トップ面談に向けた対策を講じておく

トップ面談に向けた対策を講じておくことも大事です。
買い手候補企業にアピールを行い、交渉したいと思ってもらえたらトップ面談を行います。
名前の通り、双方のトップによる話し合いが行われますが、この際に信頼出来ないと思われたりイマイチな事業だと思われたりすると話がなくなってしまう可能性が高いです。
また、相手の言いなりになると不利な条件で合意する恐れがあるでしょう。
仲介会社のアドバイザーも立ち会ってくれることから安心しがちですが、予想される質問に対する回答を考えておいたり、譲歩出来ないポイントを決めておいたりすることが大切だと言えます。

デューデリジェンスの際の確実かつ速やかな対応も重要

デューデリジェンスの際の確実かつ速やかな対応も重要です。
基本合意契約を締結すると、相手企業から調査が行われることになります。
デューデリジェンスでは、過去の業績や売上、法務や会計、税理などのあらゆる内容が調査されることになるでしょう。
買い手が事前にリスクや課題を知る目的で行う作業であり、既に売り手から聞いている情報と齟齬がないか確かめられ、最終合意を行うかどうか判断されることになります。
売り手は求められた書類の提出や説明を行う必要がありますし、現場訪問の際には立ち会うことになるでしょう。
迅速に確実な対応を行うことが出来なければ、ここまで良い手応えであっても最終合意契約に至らない恐れがあります。
形式的に行うもので基本合意契約さえ締結していれば後は上手くいくと思っていると、デューデリジェンスの結果、断られてしまう可能性もあることを理解しておくべきです。

まとめ

事業売却を考えているのであれば、成功させるために何が出来るのか知っておくことをオススメします。
コツを知らず、行き当たりばったりのやり方で上手くいくほど甘いものではありません。
売却したいのに売れないなどのトラブルが起こってしまうことはとても多いので、気をつけておくことに越したことはないです。
ステップごとに違った秘訣があるので、意識しながら取り組んでいけるようにしておきましょう。