神社本庁は日本の神社を包括する宗教法人

最終更新日 2024年5月14日 by carret

「神社本庁って何?」
「神社本庁の役割とか歴史について知りたい」
「神社本庁の評判はどんな感じ?」

近所に神社があると、初詣などで参拝に出かけるときに大変便利です。
コロナ渦の影響で初詣に訪れる人の数は以前と比べるとかなり激減しているように思えますが、これはテレビなどのニュースを見ても一目瞭然、お賽銭を行う場所にたどり着くのも一苦労だった映像を目にすることも少なくなっています。
ちょっと前までは、お賽銭まで行くのに1時間などかなり時間をかけてたどり付いていたものが今では人が少ないので比較的スムーズに行き来ができる、本来の神社への参拝の姿に戻ったようにも感じる人は多いといえましょう。

伊勢神宮などのような神社本庁

むしろ、人ごみに押されながら賽銭箱まで行くのは不思議な現象、昔はこのような光景もそれほど見ることはなかったけれど、これはテレビのニュースなどで話題として取り上げられるようになったことで混雑する場所などの印象付けが行われたものともいえます。
もし、ニュースでこのような映像を放映しなければ多くの人々はその事実を知ることもなかったわけです。
ニュースで取り上げられることが多いのは伊勢神宮などのような神社本庁であり、身近な場所にある小規模で名もあまり有名ではないところは取り上げられることはないわけです。

地方に行くと小さな神社は多数点在していて、中には地元の人しか知らない場所も少なくない、このような施設は訪れる人も少ないので初詣のときなど人に押されながら少しずつ進むなどをせずに神頼みや1年の始まりの神様への挨拶が簡単にできる状態です。

神社本庁とは

ところで、伊勢神宮は神宮などのように略して呼ばれることが多い神社本庁になるのですが、これは神宮を本宗として日本全国にある神社を集めた宗教法人であり、庁などの文字が付いているけれども官公庁などの意味ではなくあくまでも宗教法人に基づいたもの、その正体は文部科学大臣所轄の包括宗教法人だといいます。

参考:神社本庁とは - コトバンク

一般的には、このような知識を持つ人は少ないかと思われますが、包括するのが神宮であることや日本には約8万の神社があることなどの方が知識として有効だと考えることができます。
8万の神社の中には先ほども話の中で登場したような地元の人しか知らないような小さなところも多いわけです。
ちなみに、神社はお寺などのような仏様の像がありません。
お寺は仏教で神社は神道による違いでもあり神様の像などがないのが当たり前です。

神棚を大きくしたものが神社

家の中や工場、お店はオフィスなどの中には神様を祀るための神棚を設置しているところも多いけれども、神棚は神社をコンパクトにしたものであり、日々神様への挨拶ができるよう家の中など建物内に設置したものです。
これを大きくしたものが神社であり、神棚のスケールを大きくして入り口には赤色などの鳥居を設けているなどの特徴があります。

この鳥居は意味があり設置されているのですが、多くの場合はその場所が神社の入口であることを示す目印になっていると考えられます。
通りから鳥居を見たときに道路側は神様のいる場所の外側である、その建造物の向こう側は神様がいる場所であり、とても神聖な領域になっていることが分かります。
最近は受動喫煙などの関係から歩きたばこをする人も減っていますが、鳥居を越えるときにくわえたばこなどをして入ればそこは神の領域ですから罰が当たる、このように考えることもできますよね。

神社に訪れたときなどは鳥居の前で一礼をする

子どものころに、大人がくわえたばこをしながらそこを超えた人を見たことがある、遠い記憶にこのようなシーンが残っているとその大人は罰が当たったのはないだろうか、このように心配にもなって来ます。
なお、今後神社に訪れたときなどは鳥居の前で一例をしてから超えるようにしましょう。
すでにこのようなことをしている人はちゃんと理解している人なので良いのですが、知らずに通り過ぎている人は今からやれば良いのです。

一礼する理由は説明するまでもないけれども、これから神聖な場所に入らせて貰うなどの挨拶でもあり神に対してのマナーだと考えれば良いのです。
帰るときも振り向いて一礼してから帰るのも神道の中でのマナーです。
これは例え知名度がない小さな神社でも、神社本庁を包括する一つの施設であること、これを考えると挨拶なく入ることは人として許されることではない、このように考えることもできます。

まとめ

神社本庁は、東京都渋谷区代々木1丁目、明治神宮そのものです。
毎年明治神宮は他の有名な神社と同じく大勢の参拝客が訪れる有名な場所、コロナ渦の影響もあり人の数も少なくなっているけれどもご利益があるなどからも訪れる人が多い、このような理由以外にも神社本庁といった特殊な場所なども理由の一つになっているのではないでしょうか。
神社を包括している母体でもあり、ここに訪れることは他の神社をいくつか訪れるよりも価値が高いなどのイメージもあります。
宗教法人は、神社・寺院・教会など礼拝の施設を持つ単位宗教法人、宗派・教派・教団などのような神社・寺院・教会などを傘下に置いている包括宗教法人があることも知識として覚えておくと良いでしょう。